2017年11月6日 更新

「未病」を防ぐ免疫力

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最近、日本でも「未病」という言葉を耳にすることが多くなりました。その最も古い出典は、およそ二千年前の前漢の時代に出された中国最古とされる医学書『黄帝内軽』です。この本で、未病とは「病気に向かう状態」を指すとされ、すでに病気になってしまった者を治すよりも、病気になる前の未病の時期に治すことが医療人にとって最も大切だということが述べられています。

現在の日本人の多くが、さまざまな現代病や生活習慣病に悩まされています。しかも、それらの病気の移行過程にある人も数千万人に達するとされ、その若年齢化が社会問題となっています。今こそ、未病を見つけ、治していくことが、日本人の健康を守るために必要になってきたと私は思っています。

私自身のことを含め、未病を改善するにはどうしたらよいかを私は常日頃から考えています。それには「からだ本来の力」を整えることだということに気づきました。「からだ本来の力」は免疫力が高まった状態でないと十分発揮できません。ところが、今、日本人の免疫力は世界で最も低下しているように思われます。免疫力を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか。
 
免疫力の70%は腸内細菌が作っています。腸内細菌の餌となるのが、野菜、穀類、豆類などです。ですから、それらの素材を使用した手作りの食品、また、乳酸菌などの菌を含む食品を積極的に摂ることが必要です。また、免疫力の30%を「こころ」が作っています。一日一回「大声で笑う」「生きがいのある生活を送る」こも必要です。

いまや、日本はストレス社会になっています。このストレス社会で、「未病」を防ぎ、健康に生きるためには免疫力を高めることが最も重要なのです。

執筆 東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎

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