2017年10月24日 更新

食べ物を変えれば、遺伝子が変わり、長生きができる。

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糖尿病や心臓病、がんになりやすい遺伝子を持っている人は、もっていない人よりも早死にするというのが一般的な常識になっています。つまり、生活習慣病になるリスク遺伝子のない恵まれた人が長寿を保てると考えている人がほとんどです。

しかし、この常識を覆す論文が、2010年「米国アカデミー紀要(PNAS)」に掲載されました。これは、百歳以上の約1,700人の長寿者と若年群すべての遺伝子領域の全ゲノム(生物種にとって必要な遺伝子情報の1セット)を解析したベークマン・М博士らの研究で、病気のリスク遺伝子に関しては、両者の間に全く差がないという結果が示されたのです。つまり、リスク遺伝子の数の多さが、生活習慣病の発症を決定づけているのではなかったのです。

私たちは、親から受け継いだ遺伝子をそのまま持ち続けるのではなく、食事や環境によって遺伝子のふるまいを変えられるのです。つまり、遺伝子は自分の意志で操り、変えることができるのです。病気の遺伝子を持っていたとしても、発症させないように変化させることができるということです。

遺伝子は変化する。この考え方を「エピジェネティック」といいます。食事や環境によって、遺伝子は操れるのです。病気の遺伝子を持っていたとしても、発症させないように変化させることができるのです。最近、食事こそが、その「エピジェネティック」の重要な鍵を握っていることが明らかにされました。

ではどのような食べ物が遺伝子を変えることができるのでしょうか。それは、私たちの体を元気にしてくれる食事を摂り続けることです。そして、一番悪い影響を与えるのは保存料や着色料、合成甘味料など、食品添加物を使った加工食品を摂ることなのです。したがって、なるべく加工していない、自然のままの食事を摂ることが大切なのです。

執筆 東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎

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