2018年6月22日 更新

がんや脳卒中、心筋梗塞を防ぐには動脈硬化と高血糖を抑える。

日本人の死因で、がんと並んで多いのが心臓病と脳卒中です。その両方に関係しているのが、血管が詰まりやすくなる動脈硬化。動脈硬化のリスク要因は、高血糖や高血圧、脂質代謝異常などがありますが、なかでも動脈硬化を進めるのは「高血糖」だとされています。

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活性酸素が酸化ストレスの元凶

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動脈硬化というと、一般的には大人になってから起こる血管の異常のように思いがちですが、実はゼロ歳児、すなわち赤ちゃんの時から主な動脈に「硬化」の初期病変がみられ、10歳前後から急激に進むとされています。  

それですぐに重篤な病気を発症するわけではないですが、誰もが生まれた時から一生つき合わねばならない血管の変化である動脈硬化になりうる可能性をもっているのです。動脈硬化を引き起こす主な原因は、酸化ストレスといわれ、その元凶が体内で発生する「活性酸素」にあります。

活性酸素には、ウィルスや細菌を退治する働きがあるとされていますが、体内にいつまでも残っていると細胞を酸化してしまうことから、がんや老化の原因とも言われています。

抗酸化と酸化のバランスが大事

Cake Fruit Dessert · Free photo on Pixabay (284)

しかし、私たちは酸素でエネルギーを代謝しているので、活性酸素の発生をおさえることはできません。そのため体内には、活性酸素を無害化する酵素があり、通常は体内の酸化と抗酸化のバランスは保たれています。ただこのバランスが崩れるとさまざまな疾患の元になり、なかでも抗酸化作用より酸化作用が勝ると、動脈硬化やがん、アルツハイマー病、パーキンソン病などが起こりやすくなるといわれています。

そうならないためには、酸化ストレスを高めないようにすること。酸化ストレスを高める要因の一つが喫煙、もう一つは食後高血糖だといわれています。糖質の過剰摂取は、食後高血糖を招くことがわかっており、それが進むと糖化反応が体のあちこちで起こり、いわゆる血液はドロドロ、やがて動脈硬化を起こした血管に固まりができやすくなり、これが心臓病や脳卒中などの原因になるのです。

コレステロールより糖質を控えよ

Egg Sandwich Bread · Free photo on Pixabay (282)

動脈硬化は、危険因子を避け、食事、運動などに気をつければ、食い止めることも可能だと考えられています。とりわけ糖質を制限すると、食後高血糖が避けられ、酸化ストレスが低下すると考えられています。血液の流れもサラサラへと代わり、動脈硬化の予防にもつながりやすいのです。

動脈硬化を防ぐには、肉類や卵などからのコレステロールを控えるべき、と長く考えられてきました。しかし最近は、「家族性高コレステロール血症」のように遺伝的にコレステロール値を下げられない人を除いては、コレステロールを控える必要はない、という考え方が一般的になりつつあります。控えるべきはコレステロールより、むしろ糖質だといえそうです。
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