2017年10月24日 更新

自分のカラダに合ったヨーグルトを選ぼう!

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乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やす食品として、多くの人が真っ先に思いつくのがヨーグルトでしょう。牛乳を発酵してつくるヨーグルトには善玉菌がたっぷり含まれているため、ヨーグルトを食べることで善玉菌を増やして悪玉菌を減らす作用のあることが明らかにされています。こうした利点から日本でもヨーグルトの人気は根強いものがあります。

ただし、近年のヨーグルトの人気を見ていると、ずいぶん過剰に宣伝をしているように思います。「ヨーグルトを食べて腸内環境を整えよう」、「ヨーグルトを食べると免疫力が高まる」というように、メディアではその有用性を強く訴えかけています。

また最近では「菌が生きたまま腸に届く」というヨーグルトも人気です。「菌が生きたまま届く」と聞くと、腸内環境の改善に良さそうな気もします。しかし、実際は、その菌があなたの腸に元々いるものでなければ、たとえ生きて腸に届いたとしても、いずれは腸から排出される運命にあるのです。

私たちの腸は生まれて約一年間で、その人の育った環境に沿った乳酸菌やビフィズス菌が定着していきます。定着した乳酸菌の種類は、その人が生きていく間はほとんど変わりません。つまり、私の腸の中に棲む乳酸菌と、あなたの腸内の乳酸菌は種類が違うのです。

しかし、それだからといって「ヨーグルトを飲むことは意味がない」というわけではありません。自分の乳酸菌と違う種類の乳酸菌を飲んで腸で死んでしまったとしても、その菌体からは「自分たちの仲間を増やす因子」が出ているからです。ですから、どんな種類の乳酸菌入りのヨーグルトを飲んでも、健康効果が出てきます。しかし、自分の腸内に持っている乳酸菌となるべく近い種類の乳酸菌を飲むことがより効果的なのです。

同じヨーグルトを二週間食べ続けて、便通や肌の調子が良くなったりすると、あなたが持っている乳酸菌に近い乳酸菌が入ったヨーグルトといえるでしょう。

執筆 東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎

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