EPAが、がん細胞を破壊する⁉️|EPAを摂るなら青身魚がおすすめ!

イワシやサンマ、サバなどの青身魚に含まれるEPA。

血液をサラサラにする作用があり、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させる働きがあとされ、健康を語る上で欠かせない栄養素です。

近年、このEPAに

「がん細胞を破壊し、悪性度を軽減する働きがある」

と言う驚きの研究データが発表されました。

EPAの栄養効果や、がんとの関係性について迫っていきたいと思います。

なぜがん細胞は増えるの?

がん細胞を採取して顕微鏡などで調べると、がんの周りを脂肪のような「間質」という組織が取り囲んでいるのを確認できます。

間質は、線維芽細胞、内皮細胞、白血球、周皮細胞と線維、生理活性物質、液体成分などから構成されています。

なかでも最も比重を占めているのが「線維芽細胞」で、活性化されると「筋線維芽細胞」になります。

実はこれが、がん細胞の増殖を促進する因子の一つと考えられています。

がん研究というと、主に間質に包み込まれたがん細胞を対象とし、これまで間質自体はあまり対象とされてきませんでした。

しかし近年、間質ががん細胞の増殖を促進していることが明らかになってきたことで、新たな治療法への期待も高まってきています。

がん細胞を増やさないためには?

線維芽細胞の質を変えることで、抗がん剤や免疫細胞の侵入をスムーズにさせる治療法があります。

たとえば「ハイパーサーミア」という局所温熱療法です。

この療法は、「がんは熱に弱い」という性質に着目したものであると同時に、がん細胞周辺の線維芽細胞同士の結合を緩め隙間を生じさせる効果も期待できます。

それによって生じた隙間に、抗がん剤や免疫細胞を潜り込ませて、がん細胞の増殖を抑えようというのがその試みです。

これは医学的な治療ですが、実は栄養学的にも似た働きがあると考えられているものがあります。

それが「EPA」です。

EPAは、脂肪酸の一つで、がん細胞自体の細胞膜を柔らかくし、がん全体の悪性度を軽減する働きがあるとされています。

EPAは体に欠かせない栄養素

EPAは、脂肪酸の一種で「オメガ3系」に分類されます。

オメガ3系は、EPAの他に、DHAやα-リノレン酸などがあります。

これらの脂肪酸は「必須脂肪酸」と呼ばれており、身体で合成できないため、食事やサプリメントで必ず摂らなくてはいけない栄養でもあります。

私たちの身体を構成している細胞一つひとつの細胞膜は、これらの脂肪酸でできています。

生命活動を維持していく上で、重要な栄養素のひとつであると言えます。

またオメガ3系の脂肪酸は、血中の中性脂肪を下げたり、不整脈を予防したり、血液をさらさらにして動脈硬化を防ぐ作用があると言われています。

なかでもEPAは、血液粘度を下げる働きをすることから、がん細胞の固い間質や細胞膜に「隙間」を作ることが明らかになっています。

この作用により、がん細胞を破壊する様々な治療が効果的になり、さらには栄養素療法や食事療法なども効率的に行えると考えられるのです。

EPAを摂るなら青魚がおすすめ

EPAを多く含んでいる食品と言えば、何と言っても「魚」です。

あぶらの乗った旬の魚には、多くのEPAやDHAなどが含まれています。

特にEPAの摂取量を増やしたい場合は、「青身魚」がおすすめです。

イワシ、サバ、サンマなどの青身魚は、白身魚と比べるとEPAの含有率は圧倒的に上回っています。

また、サプリメントで摂取することもおすすめです。

しかし、EPAならどのサプリメントでもいい訳ではなく、注意すべき点があります。

それは、「高熱処理をしていないもの」を選ぶことです。

EPAをはじめとするオメガ3系の油は

「熱に弱く酸化しやすい油」

であるため、熱が加わったり、鮮度が落ちたりするとこの効力はどんどん落ちてしまします。

サプリメントの場合、細かく製造工程などが記載されているものも少ないので注意が必要です。

「酸化」のことを一番に考えると、青身魚をお刺身で食べることが最も効率的に摂取できる食べ方であると言えるでしょう。

まとめ

年々がん患者が増える一方で、様々な治療方や栄養効果、健康食品なども増え続けています。

最も大切なことは、がん細胞だけに目を向ける対処療法ではなく、がんにならない・がんが住みにくい体内環境をつくることではないでしょうか。

「栄養素」とは、その体内環境つくりの土台と言えるとても重要なもであり、EPAはその栄養素群の一員として、私たちの健康をサポートしてくれる欠かせない栄養素だと言えます。

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