最近よく耳にするようになった「ケトン体ダイエット」をご存知でしょうか?
いまこのケトン体が健康維持に様々なメリットがあるとされ、医師や専門家の間で注目を集めており、
ケトン体を上手に使ってダイエットに取り組む人が増えています。
この記事ではそんな「ケトン体ダイエット」の上手な取り組み方やおすすめの食事を紹介します。
目次
ケトン体とは?
ケトン体ダイエットに取り組むにあたり、まず「ケトン体」のことを簡単にお話しします。
ケトン体とは、脂肪を材料に体内で合成されるもので
・アセトン
・アセト酢酸
・β-ヒドロキシ酪酸
の3つの物質の総称です。
あぶらは長い間「身体に良くない」とか「太る原因」と言われてきました。
しかし最近では「ケトン体こそが本来人間が利用してきたエネルギー源である」ということがわかっています。
メインのエネルギー源をブドウ糖ではなくケトン体に切り替えていくことで健康面でのメリットが多数あり、
さらにはダイエットにも効果があるとも言われているのです。
ケトン体でなぜ痩せる?
ケトン体ダイエットで痩せる理由を一言で表すと、
「身体に蓄積された脂肪を燃やすから」です。
私たちが現在、メインのエネルギー源として使っているブドウ糖は、糖質が材料です。
糖質といえば、主食のご飯やパン、麺類、さらにはお菓子や調味料、飲みのもなど普段の食生活で必ずといっていいほど口にしており、意識して食べない限りその摂取量は、必要量を大幅に上回っていることがほとんどです。
ですが身体に入ってきた糖質すなわちブドウ糖は、身体に蓄積できる量を超えると全て中性脂肪として蓄えられ、
これが肥満の原因の原因になるのです。
普段の食生活で糖質を抑え、脂肪を分解して作られるケトン体をエネルギーにする体質になれば、
自然に体重は減少します。
ケトン体質になりやすい食品とは?
ケトン体ダイエットをする場合、ブドウ糖の代わりに「あぶら」をしっかり摂取しましょう。
普段の食生活の主食をご飯やパン、麺などではなく、脂質を豊富に含むものに切り替えるということです。
一番のおすすめはココナッツオイル。
ココナッツオイルには、エネルギーになるのが他の油よりも早く、ケトン体が作られやすい中鎖脂肪酸をたくさん含んでいます。
無臭のココナッツオイルなどをお味噌汁やコーヒーに入れたり、炒め物や揚げ物など、あらゆる料理に使うことで簡単に摂ることができます。
その他にバターなどの短鎖脂肪酸もケトン体になりやすいあぶらです。
ケトン体ダイエットの注意点
糖質を抑え良質なあぶらを摂取することが、ケトン体ダイエットの基本となりますが、
これだけでは健康な身体を維持することはできません。
私たちの身体の細胞一つひとつの材料となる栄養素や、代謝や消化などに必要な栄養素など、生命活動を維持するためにはケトン体だけでなく多くの栄養素が必要不可欠です。
タンパク質を始め、ビタミンやミネラル、そしてファイトケミカルなどの栄養素を十分に摂取したうえでエネルギー源をケトン体に変えることが、安全かつ効率よくケトン体ダイエットに取り組める最良の方法だといえます。
まとめ
エネルギー源をケトン体に切り替えると、ダイエットだけではなく様々な体調不良の改善につながります。
糖質の過剰摂取ががんや糖尿病、認知症、アレルギーなどの疾患の主な原因と考える医師や専門家も多くいらっしゃいます。
糖質を完全に絶つことはなかなか難しいですが、普段の食生活で摂りすぎないよう心がけ、できるだけ品質の良いあぶらを選ぶことが、ケトン体を味方につけ元気に生きる秘訣ではないでしょうか。
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